私がまだ、SMの世界をネット上でしか知らなかった頃。
まだ今のようにブログがブームになる前で、M女さんのサイトが乱立していました。
もちろん、S男性主催やカップルサイトも沢山あったけれど
なぜか私が惹かれたのは、画像たっぷりのSMサイトではなくて
M女性の心の内が綴られたテキストサイトでした。

そのテキスト達を読む度に、SMという世界にぐんぐんと惹かれて行く自分に
戸惑いと驚きを感じながらも、「自分はもしかしたらマゾではないのか？」との長年の疑問が晴れた
ある種のすがすがしさ？みたいなものを感じました。

それと同時に、扉ページに首輪の画像が載っていたり
首輪をつけて頂く表現などが出て来ると、なんとも言えぬ憧れの気持ちが湧き上がるのです。

私にとって、首輪は憧れそのものでした。甘美な憧れでした。

・・・・・・・・・・・・・それから数年、私は自分で自分の為に買った首輪をつけて暮らしました。
誰の所有物でもなければ、SMすら経験した事の無い私は「首輪」の存在に確かに安堵を感じたのです。
いつか、めぐり会える素敵な主の存在を夢に見ながら
真の意味で、首輪をして暮らせる安堵を夢に見ながら・・・。

そして・・・今・・・生活の一部というか、身体の一部になってくれた首輪達。
しあわせと安定の証の首輪達。

あなたにとって首輪とはどんな意味を持つどんな存在ですか？