次の日・・・ホテルを後にして、二人でお茶をした。
そのテーブルで色々お話してる間に
色々な意見の食い違いから
(こういう表現が適切では無いのかもしれないけれど・・・)
nakoはかなり感情的になりご主人様に生意気な事を言い口答えもした。
その場に流れる嫌な空気に押し潰されそうになりながら
さりとてお詫びも出来ずに時間が少し流れた。
しっくりとこない雰囲気のままお会計を済ませて店外に出た。
・・・当然の様にご主人様が向かったのは
向かいにあるシュークリームのテイクアウト。
お茶をする前に『帰りはあれを買って帰りましょうね』
とnakoが楽しみにしていたもの。
なんかね・・・すごいくだらないことかも知れないけれど
それがnakoは凄く嬉しかった。
・・・( ̄  ̄;) うーん なんて表現したらいいのかわからないんだけど
今までnakoが付き合った男達は喧嘩や言い争いになると
ことごとくそれを引きずった。
そして、その思い空気が嫌で・・・謝りたくないけれど
nakoが謝ってどうにか落着ってケースばかりだった。
それは・・・決して素直な気持で謝れた訳ではない言葉。
ただ・・・その場の雰囲気が嫌な事と
引きずっている時間が勿体無いし無駄だからという理由だけ。
話を戻して・・・殆んど話もせずにお茶を終え
(これはnakoが生意気な口答えをしてしまってからね)
お会計を済ましそのシュークリーム屋さんで普通にシュークリームを買って頂きご主人様はおトイレへ。
その数分、一人でご主人様を待つ間に急激にnakoの心が(わんわん)になる。
主を待つわんこの気持ちになる。
そうだ・・・nakoはご主人様のわんわんなんだ。
意地を張ってても仕方無いじゃん!
ご主人様が真っ直ぐnakoの方に歩いて来て下さる。
安心する気持と、嬉しい気持と、あんな生意気な事を言って
勝手に拗ねてた気持とで恥かしくなる。
どんな顔をして待って居たのかわからないけれど
ご主人様がnakoのお顔を見て一言。
『なんて顔して立ってるんだよ^^;;;』と仰りながら
nakoのほっぺを軽く抓って下さった。
・・・・・次の瞬間『ごめんなさない・・・』と言えるnakoがいた^^
なんだろう?口に出した途端に泣きたくなった。
本当に素直に謝れた事が嬉しかったし不思議だった。
あの時、ご主人様だって内心は嫌な気持になられてたハズ。
それを知らんフリしてお約束のシーュークリームを買って下さって
nakoに冷静になる時間を与えて下さった。
ご主人様があの時おトイレに行かなければ
nakoは一人で居る事の不安さを思い出す事が出来なかった。
反省はしていても、謝れなかった。引きずった。
おトイレから出て来てnakoの顔を見て
ぜ~~~んぶご主人様にはお見通しだった。
それでも、気が付かないフリをして
nakoから謝るまで放って置くことも出来たのに
ご主人様はnakoにきっかけを与えて下さった。
『なんて顔して立ってるんだよ』そのお言葉とほっぺを抓って下さった事で
nakoは素直になれる切っ掛けを頂いた。
人から見たら、くだらない事かも知れない。
だけどね、意地っ張りでなかなか素直になれずに
生きて来たnakoにとってこれって凄い事なの^^;
いつでもご主人様はそう・・・。いつでも大きな心で包んで下さる。
あまりに器が違うのだから意地を張っても仕方ないと自然にわからせて下さる。
『素直になれないnakoなど何の値打ちも無いのだよ』いつか頂いたお言葉。
心に刻んだ、初逢瀬から丸一年のnakoなのでした^^
これは二年目に入って直ぐの日記。。。
此処から少しは、成長できたのかなぁ?(・へ・;;)うーむ・・・・